ピクサー4作目は、子供の悲鳴でエネルギーを集めるプロのモンスター、親友サリーとマイクの物語。主人公の日本語訳版声優は役柄にピッタリな人気お笑い芸人の石塚英彦と爆笑問題・田中裕二の2人です。ピクサーの名監督ジョン・ラセターが初めて製作総指揮に回り、ピクサーチームに不可欠な存在と言われるピート・ドクターが初監督を務めました。
《基本情報》
- タイトル：モンスターズ・インク
- 原題：Monsters, Inc.
- 製作：アメリカ
- 公開：2001年11月2日(日本：3月2日)
- 上映時間：94分
- 製作会社：ピクサー・アニメーション・スタジオ
- 配給：ブエナ・ビスタ
- シリーズ：次作『モンスターズ・ユニバーシティ』(2013)
《あらすじ》
モンスター達が住む世界では、モンスターズ・インクという大企業が無数のドアを保持しており、そこを通じてモンスターを怖がる人間の子供の悲鳴を集め、モンスターの世界のエネルギー源として供給している。
大きく毛むくじゃらな青いモンスター・サリーと一つ目のグリーンのモンスター・マイクは、親友であり、モンスターズ・インクのNo.1エリート・コンビだった。そんな"No.1の怖がらせ屋"サリーを、手段を選ばない卑怯で意地悪なNo.2ランドールは敵視していた。
しかし、最近の子供はゲームや映画によってモンスターを怖がらない傾向にあり業績が悪化。モンスター界のエネルギー不足に見舞われ、大社長ウォーターヌースの頭を悩ませた。サリーとマイクも会社のため、一段と頑張る。
そんなある日、マイクに書類提出を頼まれたサリーは、出入り可能な花柄の白いドアを発見する。ランドールが成績を上げようと隠れて業務を行おうとしていたのだ。そしてサリーは不注意によって、モンスター界では危険とされている人間の子供をこちらに入れてしまう。慌てたサリーはその子供ブーのことをマイクに伝えようとして町は大混乱に陥る。
サリーとマイクはブーにモンスターの着ぐるみを着せ、『サリーのいとこの娘』として連れ歩き、ランドールの邪魔が入りながらも、元の世界に戻そうと奮闘する。そして、サリーとマイクは、いつしか人間の子供は恐れる必要のない存在なのかもしれないと気づき始め、ブーに愛情が芽生えてくる。
《登場人物》
※ ()内は、英語版/日本語吹替版声優
- ジェームズ・P・サリバン"サリー"(ジョン・グッドマン/ホンジャマカ・石塚英彦)…大柄で毛むくじゃら、モンスターズ・インクNo.1の怖がらせ屋
- マイク・ワゾウスキ(ビリー・クリスタル/爆笑問題・田中裕二)…サリーの親友でアシスタント、一つ目の緑色のモンスター
- ブー(メアリー・ギブス/井上愛理)…モンスター界に来てしまった人間の少女、2歳
- ランドール・ボッグス(スティーヴ・ブシェミ/青山穣)…サリーの宿敵、モンスターズ・インクNo.2、意地悪
- ヘンリー・J・ウォーターヌース社長(ジェームズ・コバーン/大平透)…クモのモンスター、モンスターズ株式会社社長
- セリア・メイ(ジェニファー・ティリー/高乃麗)…マイクの恋人、モンスターズ・インクの受付嬢
▶ ブーのモデルはスタッフの子供!?
2歳の人間の女の子ブーのモデルは、本作のスタッフであるロブ・ギブスの当時2歳だった娘メアリー・ギブスちゃん。本作では実際にブーの吹替声優として参加しています。
《スタッフ》
- 監督：ピート・ドクター
- 共同監督：デヴィッド・シルヴァーマン、リー・アンクリッチ
- 脚本：ダン・ガーソン、アンドリュー・スタントン
- 原案：ピート・ドクター、ジル・カルトン、ジェフ・ピジョン、ラルフ・エグルストン
- 製作：ダーラ・K・アンダーソン
- 製作総指揮：ジョン・ラセター、アンドリュー・スタントン
- 音楽：ランディ・ニューマン
- 主題歌：ジョン・グッドマン&ビリー・クリスタル「君がいないと」
- 編集：ジム・スチュワート、ロバート・グラハムジョーンズ
《予告編》
（YouTube/yamazon3580ch）
《日本語版主題歌&NGシーン》
（YouTube/Nobuyoshi Takeuchi）
《鑑賞する》
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《レビュー》
『トイ・ストーリー』に並んで最も大好きなピクサー作品です。時間ができ、どんな映画を観ようか迷うと大抵手が伸びる2~3作品のうちの一つです。
タレントの日本語吹替版は基本ろくな結果になりませんが、本作は完璧なる成功例といえるキャスティングでした。石ちゃんと爆問・田中の吹き替えはとても上手です。二人とも自然な演技で、見た目もキャラクターのイメージにピッタリです。ちなみに二人の相方も声優経験があり、共にとても上手です。
というわけで、
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
ぜひ「モンスターズ・インク」を観てみてくださいね。
コメント欄にて、この映画の感想もお待ちしてます(^.^)/~~~
その他、作品のリクエストもコメントや問い合わせフォームから受け付けますよ。
ではまた！
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