メル・ギブソンが女性の心の声を聞ける能力に目覚める!? バカげた笑えるラブコメではなく、『ファミリー・ゲーム／双子の天使』や『ホリデイ』を手掛けた女性監督による大人の洒落たラブコメです。2011年にはリメイク作品『女の心を知っている』が公開され、2019年には男女逆の設定でリメイクされた『What Men Want(原題)』が公開予定です。
《基本情報》
- タイトル：ハート・オブ・ウーマン
- 原題：What women want
- 製作：アメリカ
- 公開：2000年12月15日(日本：翌年1月27日)
- 上映時間：127分
- 製作会社：アイコン・エンタテインメント
- 配給：パラマウント映画(日本：ギャガ/東宝東和)
- リメイク作品：2011年『女の心を知っている』、2019年『What Men Want(原題)』
《あらすじ》
広告代理店のニックは母親がダンサーだったことで変わった人生を送ってきた。女性に対して自信満々で、口説き方からベッドで寝るなんてお手の物。そんなニックは離婚を経験し前妻が再婚する事になり、一時的に年頃の実娘と生活するが、今までまともに父親らしいことをしてこなかったせいか完全に馬鹿にされている始末。
会社でもヘッドハンティングされてきた美人女性ダーシーがニックの狙っていたポジションに就くことになり、自分の上司になる。彼女は女性向けの広告で成功を収めてきたので、会社の方針として女性向けの広告を作ることになった。ニックは彼女を憎く思いながらも自宅で女性の気持ちになって広告を考えていた時、あるドジを踏んでしまう。
しかし、この出来事で突然、女性の考えることが聞こえるようになる。それを境にニックが女性の心の声に耳を傾けることから、彼の仕事、恋愛、父娘関係、が変わっていく事になる。
《キャスト》
- ニック・マーシャル(メル・ギブソン)…自信家広告マン、生活はだらしない
- ダーシー・マグワイヤー(ヘレン・ハント)…ヘッドハンティングされてきた女性、できる女
- ジーニ(ローレン・ホリー)…ニックの元妻、
- ローラ(マリサ・トメイ)…カフェの店員、ニックに想いを寄せる若い女性
- モーガン・ファレル(マーク・フォイアスタイン)…ニックの同僚・友人
- アレックス・マーシャル(アシュレー・ジョンソン)…ニックとジーニの娘、高校生
- ダン・ワナメイカー(アラン・アルダ)…ニックとダーシーの上司
- パーキンス先生(ベット・ミドラー)…ニックを診療する精神カウンセラー
- イヴ(デルタ・バーク)…ニックのアシスタント
- マーゴ(ヴァレリー・ペリン)…ニックのアシスタント
- エリン(ジュディ・グリア)…いつもファイルを配っている自信なさげな女性社員
《スタッフ》
- 監督：ナンシー・マイヤーズ
- 脚本：ナンシー・マイヤーズ、ジョシュ・ゴールドスミス
- 製作：ナンシー・マイヤーズ、スーゾン・カートソニス、ブルース・デイヴィ、ジーナ・マシューズ、マット・ウィリアムス
- 製作総指揮：カーメン・フィネストラ、スティーブン・マクヴィーティ、デイヴィッド・マクファーソン
- 音楽：アラン・シルヴェストリ
- 主題歌：『Night and Day』
- 撮影：ディーン・カンディ
- 編集：ステファン・A・ロッター、トーマス・J・ロードバーグ、キャロル・リトルトン
《予告編》
（YouTube/YouTube ムービー）
《メイキング映像》
※ 動画自体は日本語字幕付ではありません。YouTubeにて自動翻訳機能をオンにし、日本語設定での視聴をおすすめします。少々正確性に欠ける日本語字幕ですが解読しながらでも。
（YouTube/giggioilgrigio）
《撮影秘話》
- ニックのアシスタントして登場する2人の中年女性イヴとマーゴは、1950年のジョーゼフ・L・マンキーウィッツ監督作品『イヴの総て』に登場するイヴ(アン・バクスター)とマーゴ(ベティ・デイヴィス)を踏襲したパロディだと思われます。
- 「ナイキ」の広告担当者が顔を揃えるプレゼンテーションのシークエンスに登場する人物たちは、全員が女優ではなく本物の「ナイキ」の広告担当者です。
- ニックが同僚のモーガンに混乱する状況を説明する中、その慌てふためいたニックの様子を見たモーガンが「シャインに登場する男みたいだな」と話すダイアローグが登場しますが、1980年代、豪州でのキャリアを積んでいた若かりし日のギブソンと『シャイン』の主演男優ジェフリー・ラッシュがルームメイトだったと云う話はあまりにも有名。
《鑑賞する》
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《レビュー》
お気に入り映画の一つです。アクションやサスペンスなど男らしい役柄のイメージが強いメル・ギブソンが、女性の気持ちを理解しようと奮闘する滑稽な姿が面白いです。おバカなことを繰り返すコメディも好きですが、本作のような落ち着いた大人の上品なロマンティック・コメディも良いですよね(^^♪
また、お年頃の娘と乙女心がわからなかった父親の和解もあります。女性におすすめのラブコメですが、ぜひ男性にも観てもらいたい一作。これで、世の男性が女性の気持ちに少しでも気づいてくれればいいのですが……(笑)
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というわけで、
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
ぜひ「ハート・オブ・ウーマン」を観てみてくださいね。
コメント欄にて、この映画の感想もお待ちしてます(^.^)/~~~
その他、作品のリクエストもコメントや問い合わせフォームから受け付けますよ。
ではまた！
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