近未来リアルすぎるアンドロイドが普及する時代。歳をとれない子供のA.I.が抱く切ない悩みから幸せを掴むための旅に出ます感動ストーリー。天才子役ハーレイ・ジョエル・オスメントとセクシー俳優ジュード・ロウがロボット役を熱演!スピルバーグ監督が贈るSF作品です。
《基本情報》
タイトル:A.I.(原題:A.I. Artificial Intelligence)
製作:アメリカ/公開:2001年6月末
上映時間:146分
製作会社:ザ・ケネディ/マーシャル・カンパニー、アンブリン・エンターテインメント、スタンリー・キューブリック・プロダクションズ
配給:ワーナー・ブラザース
《あらすじ》
地球温暖化が進んで一部の海に近い土地が沈み、妊娠・出産に厳しい許可制度がしかれ、人間の代わりに多くの資源を必要としないロボットが活躍する未来。
その時代に人間と同じ愛情を持つ少年型ロボットとして開発されたデイビッドは、彼を製作したロボット製造会社の社員、ヘンリーとその妻モニカの元へ試験的に送られる。夫妻には不治の病を持つ息子のマーティンが居たが、現在は冷凍保存で眠っていて目覚める保証はなく、実質的に子供がいないのと同じだった。
起動させたモニカを永遠に愛するようプログラムされたデイビッドだったが、マーティンが奇跡的に病を克服して目を覚まし、退院して家に戻ってくる。モニカはデイビッドよりもマーティンの方に愛情を注ぐようになった。ある日マーティンとデイビッドが遊んでいる最中マーティンの生命に関わる事故が発生し、デイビッドは森に捨てられる。
デイビッドは、再び母に愛されることを目的に友達の玩具型ロボットのテディ、森で出会ったセックス・ロボットのジゴロ・ジョーとともに旅をする。途中でロボットを破壊して楽しむショーの見世物にされかけるなど様々なトラブルに遭いながらも、モニカを愛するようにプログラムされたデイビッドはただひたすらにその愛を求めて旅を続け、最後は海に落ちてしまう。彼は意識を失うその瞬間まで「僕を愛して」と望み続けた。
それから2000年が経ち地球は厚い氷に覆われ、人類は絶滅していた。海底で機能停止していたデイビッドは、より進化したロボットたちに回収され、再起動される。
デイビッドは彼らに歓迎され願いを1つ叶えてもらえることになる。彼はモニカと過ごす事を望んだ。技術が発達しているその世界ではクローン技術も進歩していたが、再生されたクローンは長く生きられないため、たった1日しか一緒にいられないことを告げられる。それでも希望を捨てないデイビッドの願いを尊重したロボットたちは彼の願いに応え、デイビッドは母の愛にあふれた暖かな1日を過ごし、最後は人間と同じように眠るのだった。
《キャスト》
- デイビッド(ハーレイ・ジョエル・オスメント)…人間と同じ愛情を持つ少年型ロボット
- ジゴロ・ジョー(ジュード・ロウ)…女性を悦ばせる男性型セックス・ロボット
- テディ(ジャック・エンジェル)…熊のぬいぐるみ型ペットロボット、デイビッドの相棒
- モニカ・スウィントン(フランセス・オコナー)…ロボット製作会社の社員ヘンリーの妻
- アレン・ホビー教授(ウィリアム・ハート)…デイビッドの生みの親
- Dr.ノウ(声:ロビン・ウィリアムズ)…どんな質問にも答えてくれるホログラム
- ブルー・メカ(声:メリル・ストリープ)…水没した遊園地の青い髪の妖精
《スタッフ》
- 監督:スティーヴン・スピルバーグ
- 脚本:イアン・ワトソン、スティーヴン・スピルバーグ
- 原案:スタンリー・キューブリック
- 原作 ブライアン・オールディス『スーパートイズ』
- 製作:スティーヴン・スピルバーグ、キャスリーン・ケネディ、ボニー・カーティス
- 製作総指揮:ヤン・ハーラン、ウォルター・パークス
- 音楽:ジョン・ウィリアムズ
- 撮影:ヤヌス・カミンスキー
- 編集:マイケル・カーン
- VFX:インダストリアル・ライト&マジック
- VFXスーパーバイザー:デニス・ミューレン
- クリーチャー・スーパーバイザー:スタン・ウィンストン
《予告編》
※ 動画自体は日本語字幕付ではありません。YouTubeにて自動翻訳機能をオンにし、日本語設定での視聴をおすすめします。
(YouTube/TrailersPlaygroundHD)
《撮影秘話》
▶ 天才子役、ロボットという難役に挑む
公開当初のインタビューで主演の天才子役ハーレイ・ジョエル・オスメントは、ロボットという役柄について、「目を閉じないようにするのが大変だった」と語っています。
▶ 監督はスピルバーグじゃなかった!?
本作は、もともとスタンリー・キューブリック監督の企画でしたが、心臓発作により70歳で死去。生前、自分は製作に回りスティーヴン・スピルバーグに監督を託しました。「母親と息子」を描くことが少ないスピルバーグは一度断りましたが、キューブリックが死去したことで、彼の企画案を基に脚本を完成させ、本作公開に至りましたよ。
▶ アナログからデジタルへの移行を予言
クライマックスで高知能な半透明の人型ロボットが登場し、デイビッドを優しく導きます。宇宙人という誤解が多いですが、彼らは滅亡した人類の遺産であるロボットで、人類よりもはるかに知能が高いといいます。
スピルバーグ監督は「アナログはいつか滅び、デジタルが生き残る。なぜならデジタルは劣化しないからだ」と語っています。後に、わかりやすいところで言えばテレビはアナログから地デジに完全移行になりましたし、スマホの普及が進み、固定電話のない家庭も増えています。さらに、現実世界でもAIが進歩しており、日テレではAIアナウンサーが誕生しました。
《鑑賞する》
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《レビュー》
2001年公開ということで、今となっては結構昔の映画です。当時は単なるSF映画として面白い作品だと思っていましたが、人工知能が進歩している現在は現実味を少なからず感じてしまう映画だと思います。人類の滅亡後に取り残されたA.I.が自立し新たな文明を築いてしまうというのは正直恐ろしい話ですね。
作品の内容として特に気になったポイントは、「やはり天才子役のロボット演技が凄い」「テディが可愛い」「人形のように美しいジュード・ロウは適役」という3点ですかね。
ほぼラストシーンですが、オスメント君の結露しているロボットの演技は、本当に冷たさを感じないロボットそのものでした。高知能ロボットに触れられ、再起動し始めるピクピクッという演技も子役なのに素晴らしいです。
すっかりオンボロになってしまったとぼやくテディのおっさん臭いキャラクターが面白く、姿や動きは可愛くて、ぬいぐるみなので簡単に持ち上げられてしまいます。そのギャップにやられましたね。
また、個人的にディズニー映画「ピノキオ」は、映画好きになるきっかけであり、生まれて初めて好きになった思い入れのある映画なので、本作に登場してくれて嬉しかったです。
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というわけで、
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
ぜひ「A.I.」を観てみてくださいね。
コメント欄にて、この映画の感想もお待ちしてます(^.^)/~~~
その他、作品のリクエストもコメントや問い合わせフォームから受け付けますよ。
ではまた!
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