世界一クレイジーなコメディアン俳優ジム・キャリー主演! もしも現実だと思っていた人生が産まれた時からすべてドキュメンタリードラマだったら!? 後にも先にも、こんな映画は他にありません。1999年の「第71回 アカデミー賞」と「第56回 ゴールデングローブ賞」を受賞したコメディ映画ですよ。
《基本情報》
- タイトル:トゥルーマン・ショー
- 原題:The Truman Show
- 製作:アメリカ/公開:1998年
- 上映時間:103分
- 製作会社:パラマウント映画、スコット・ルーディン・プロダクションズ
- 配給:パラマウント映画(日本:UIP)
▶ 受賞・ノミネート
第56回 ゴールデングローブ賞(1998年度)
- 男優賞(ジム・キャリー)
- 助演男優賞(エド・ハリス)
- 音楽賞(フィリップ・グラス、ブルクハルト・ダルウィッツ)
第アカデミー賞(1999年)
ノミネートのみ
ヒューゴー賞(1999年)
- 最優秀映像作品賞
サターン賞(1999年)
- 最優秀ファンタジー映画作品賞
- 脚本賞(アンドリュー・ニコル)
《あらすじ》
離島シーヘブンで、保険会社に勤める明るい青年トゥルーマン・バーバンクは、生まれてから1度も島から出たことがない。幼い頃、父の警告を無視して船を漕ぎ、嵐に遭遇して父親を亡くし、それ以来、水恐怖症を患っていたのだ。
ある日、彼がいつものように新聞を買ったあと、雑踏の中ひとりのホームレスの老人とすれ違う。死んだはずの父親だった。しかしその直後、老人は瞬く間に何者かに連れ去られてしまう。彼はこの出来事をきっかけに、自分の周囲を不審に感じ始める。
実は、トゥルーマンは生まれたときから人生の全てを24時間撮影されており、リアリティ番組『トゥルーマン・ショー』として世界220か国にそのまま放送されていた。彼の住む街は丸ごと巨大なセットで、太陽や月、雨や雷鳴なども人為的なもので、トゥルーマン以外の人物は全て俳優であった。父の死も演出に過ぎず、父親役の俳優は生きていたのだ。
この番組ではCMが入らない、番組中で商品の宣伝が行われているプロダクトプレイスメント式。出来る限り自然な形で、トゥルーマンには気づかれないよう行っていた。しかしある日、トゥルーマンの妻メリルは、明らかにCMのセリフらしい口ぶりで、日常会話としては非常に不自然な形でココアの宣伝をしてしまう。彼は周囲への疑いをさらに深めていく。
《キャスト》
- トゥルーマン・バーバンク(ジム・キャリー)…人生を生放送されていると知らない青年
- クリストフ(エド・ハリス)…「トゥルーマン・ショー」の仕掛け人(プロデューサー)
- メリル・バーバンク/ハンナ・ジル(ローラ・リニー)…トゥルーマンの妻(役)
- マーロン/ルイス・コルトラン(ノア・エメリッヒ)…トゥルーマンの親友(役)
- ローレン・ガーランド/シルビア(ナターシャ・マケルホーン)…トゥルーマンの初恋相手(役)
- アンジェラ・バーバンク(ホランド・テイラー)…トゥルーマンの母親(役)
- カーク・バーバンク(ブライアン・ディレイト)…トゥルーマンの父親(役)
《スタッフ》
- 監督:ピーター・ウィアー
- 脚本:アンドリュー・ニコル
- 製作:エドワード・S・フェルドマン、アンドリュー・ニコル、スコット・ルーディン、アダム・シュローダー
- 製作総指揮:リン・プレシェット
- 音楽:フィリップ・グラス、ブルクハルト・ダルウィッツ
- 撮影:ピーター・ビジウ
- 編集:ウィリアム・M・アンダーソン、リー・スミス
▶ 脚本家と監督
当初、本作の脚本アンドリュー・ニコルは監督予定でしたが、監督経験は1度しかなく外されてしまいました。代わりに監督を務めることになったのは、ハリソン・フォードの「刑事ジョン・ブック 目撃者」や「いまを生きる」でアカデミー賞ノミネート経験もある、経験豊富なベテラン、ピーター・ウィアーですよ。
《予告編》
(YouTube/YouTube ムービー)
《メイキング映像》
※ 動画自体は日本語字幕付ではありません。YouTubeにて自動翻訳機能をオンにし、日本語設定での視聴をおすすめします。
(YouTube/chepecine)
《鑑賞する》
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▶ 配信サービス
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《レビュー》
フィクション前提で観るコメディ映画としては、とても面白いです。さすがジム・キャリー主演のコメディ映画という感じですね。彼のシリアスな演技も素敵です。
一方で、現実的に考えてしまうと、一人の人生が全世界に生放送されてしまうというプライバシーや人権の欠片もないドキュメンタリー番組なわけで、結構深刻な問題の番組をコメディタッチで描いている映画ですね。
今の時代、だんだん我々も監視される時代になってきています。車載カメラが普及し出し、犯罪の役に立っていることもありますが、一方でスマホなどにGPSが当然のように利用され、SNSも下手に使えば個人情報をさらけ出しているようなものです。
本作が作られた当初は、まだそこまで発展した時代ではありませんでしたが、現代のこういった問題とリンクする部分があるような気がします。
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というわけで、
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
ぜひ「トゥルーマン・ショー」を観てみてくださいね。
コメント欄にて、この映画の感想もお待ちしてます(^.^)/~~~
その他、作品のリクエストもコメントや問い合わせフォームから受け付けますよ。
ではまた!
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