ファンタジーの巨匠ティム・バートンとカメレオン俳優ジョニー・デップの名コンビが贈る、街はずれの屋敷で作られたハサミの手を持つ人造人間のロマンチックでファンタジックなラブストーリー!主人公エドワードを作った発明家役ヴィンセント・プライスの遺作となった作品で、ジョニー・デップの思い入れが強く続編を希望する程の名作です。
《基本情報》
- タイトル:シザーハンズ
- 原題:Edward Scissorhands
- 制作:アメリカ/公開:1990年
- 上映時間:105分/区分:PG-12
- 配給:20世紀フォックス
《あらすじ》
寒い夜、少女の「雪はどうして降るの?」という問いに、祖母が話始める。
昔々、町外れの山の上の屋敷に孤独に暮らす老発明家がいた。屋敷の中で、全自動クッキー製造機などの数々の発明品を作り出した彼は、遂には生命の創造に挑み、1人の人造人間を生み出す。彼はそれにエドワードと名付けて愛情をもって接する。
不完全な部分を自らの発明品で補うために、ハサミを使って作った仮初の手を両手にし、大きなハート形のクッキーを心臓にした。そして、ついに彼は本物の人間と同じ姿をした両手を作り出す。しかし、それをエドワードに披露した矢先、急な発作によってエドワードを一人残しこの世を去ってしまう。エドワードは、両手がハサミのまま、屋敷に1人残された。
ある日、エドワードの住む屋敷に化粧品のセールスウーマン・ペグがやってくる。心優しい彼女は、奇怪な姿をしたエドワードを発見すると、パステルカラーの家が並ぶ町に連れて帰る。手がハサミのエドワードは食事さえままならないが、植木を綺麗に整えたり、ペットの毛を刈ったりして人気者になっていった。やがてエドワードは、ペグの娘キムに恋をする。
しかし、キムのボーイフレンドは彼に嫉妬し、その純粋無垢な性格を利用して悪さをする。さらに、ハサミの手が災いして、大切な人を不本意にも傷づけてしまう事件が起こり、再び孤独になることを強いられてしまう。
《キャスト》
- エドワード・シザーハンズ(ジョニー・デップ)…両手がハサミになっている人造人間
- キム/キムおばあちゃん(ウィノナ・ライダー)…ヒロイン、化粧品セールス・ペグの娘
- ペグ(ダイアン・ウィースト)…化粧品セールスウーマン、心優しい母
- ジム(アンソニー・マイケル・ホール)…キムのボーイフレンド、やんちゃでリッチな高校生
- ジョイス(キャシー・ベイカー)…色気を武器にする主婦
- ビル(アラン・アーキン)…キムの父、ペグの夫
- ケヴィン(ロバート・オリヴェリ)…ペグとビルの息子、キムの弟、小学生
- 発明家(ヴィンセント・プライス)…エドワードの生みの親、突然の発作により死去
《スタッフ》
- 監督:ティム・バートン
- 脚本:キャロライン・トンプソン
- 原案:ティム・バートン、キャロライン・トンプソン
- 製作:デニス・ディ・ノービ、ティム・バートン
- 製作総指揮:リチャード・ハシモト
- 音楽:ダニー・エルフマン
- 撮影:ステファン・チャプスキー
- 編集:リチャード・ハルシー
《予告編》
(YouTube/momentsJP)
《メイキング映像》
※ 動画自体は日本語字幕付ではありません。YouTubeにて自動翻訳機能をオンにし、日本語設定での視聴をおすすめします。
(YouTube/EviLQuicK)
《撮影秘話》
▶ 孤独なエドワードのキャラクター背景にはティム少年!?
10代の頃のティム・バートンはいつも孤独で周囲の人間との関係に問題を持っており、そのような少年時代の経験がシザーハンズにも反映されています。
ビートルジュースのプリプロダクションを行っている間に、バートンは当時まだ若い小説家であったキャロライン・トンプソンをシザーハンズの脚本家として雇いました。バートンはトンプソンの短編小説『First Born』に感銘を受けており、「『First Born』には自分がシザーハンズで表現したいものと同様の心理的要素がある」と感じたのです。
トンプソンはシザーハンズの脚本を書き上げ、バートンはシザーハンズの企画をワーナー・ブラザースに持ち込みます。しかし、2か月後にワーナー・ブラザースは映画上映権を20世紀FOXに売却。20世紀FOXはトンプソンの脚本を評価し、バートンを監督に置いてシザーハンズの企画に予算を出すことに同意しました。
▶ 配役
ティム・バートン監督は、当初トム・クルーズをエドワード役の候補に挙げていました。しかし、トムのハッピーエンドを希望する提案を監督が却下したことでトムは降板しました。
そして、当時ドラマ「21ジャンプストリート」の主演で一躍ジュニアアイドルとして注目されていたジョニー・デップを起用することになったのです。
▶ ジョニー・デップの演技力
ティム・バートンは初めて会ったときのジョニー・デップは箸にも棒にもかからない程に下手な役者だったとしています。同時に自分の枠を突き破ろうとする意欲のある役者であったとして、映画監督とはそんな役者と仕事をしたい職業なのだそう。
ジョニー・デップは本作以降、ティム・バートンと良きパートナーとなりました。ジョニー・デップ自身、本作には思い入れがあるため続編をやりたいと語っていますよ。
《鑑賞する》
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《レビュー》
孤独なエドワードの切ないお話ではありながら、素敵なラブストーリーです。たまたま屋敷を訪れた化粧品のセールスの女性ペグによって、孤独から解放され家族という温もりを手に入れたエドワード。しかし、純粋で誰も傷つけたくないのに、仮の手"シザーハンズ"によって、また友人が離れてしまうという、切なくもどかしい展開に胸が締め付けられます。
今やティム・バートンとジョニー・デップは、期待度の高い定番コンビです。2人の個性溢れるファンタジーな独特の世界観は、ここから始まったともいえる名作です。ティムは、ジョニーは演技が下手だったと言っていますが、その後よく名コンビとして続きましたね。映画ファンとしては嬉しい結果です。
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というわけで、
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
ぜひ「シザーハンズ」を観てみてくださいね。
コメント欄にて、この映画の感想もお待ちしてます(^.^)/~~~
その他、作品のリクエストもコメントや問い合わせフォームから受け付けますよ。
ではまた!
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