喘息の娘ダコタ・ファニングが誘拐され、両親シャーリーズ・セロン & スチュアート・タウンゼントが誘拐犯ケビン・ベーコンとの危険な駆け引きをするハラハラドキドキの一本。アメリカのベストセラー小説『24時間』が原作で、作家自ら脚本を書いて映画化に持ち込みました。主人公の両親役セロンとタウンゼントは本作の共演を期に交際していました。
《基本情報》
- タイトル:コール
- 原題:Trapped
- 製作:アメリカ
- 公開:2002年9月29日(日本:翌年12月20日)
- 上映時間:106分
- 配給:コロンビア映画(日本:ギャガ)
《あらすじ》
オレゴン州ポートランド。将来有望な医師で夫ウィルと6歳の娘アビーの3人で幸せな生活を送っていたカレン。しかし、ウィルがシアトルへ出張した日、カレンの前にジョーと名乗る見知らぬ男が現れ、「仲間がアビーを誘拐した」と告げる。
30分ごとに連絡を取り続け、連絡を怠ればアビーを殺すと脅され、抵抗できないカレン。やがて、アビーは山小屋に、ウィルはシアトルのホテルの一室に監禁される。
犯人一味の周到な計画は順調に進むかに思われたが、アビーが重度の喘息を患っており、薬を飲まなければ死に至る可能性もあると聞き、ジョーは激しく動揺する。
ジョーらはなぜ幼い子供を誘拐するのか。なぜアビーなのか。それは、愛する我が子を失った親の苦しみが生み出した彼らへの恨みの現れであった。自宅ではカレンとジョー、ホテルではウィルとシェリルによる命がけのかけ引きが繰り広げられる。
《キャスト》
- カレン・ジェニングス(シャーリーズ・セロン)…主人公、誘拐される娘アビーの母
- アビー・ジェニングス(ダコタ・ファニング)…カレンとウィルの一人娘、喘息持ち
- ウィル・ジェニングス(スチュアート・タウンゼント)…カレンの夫、アビーの父、医者
- ジョー・ヒッキー(ケヴィン・ベーコン)…誘拐犯グループの首謀者
- シェリル・ヒッキー(コートニー・ラブ)…ジョーの妻、誘拐犯メンバー
- マーヴィン・プール(プルイット・テイラー・ヴィンス)…ジョーのいとこ、誘拐犯メンバー
- チャルマーズ捜査官(ゲイリー・チョーク)…誘拐事件を担当した刑事
《スタッフ》
- 監督:ルイス・マンドーキ
- 脚本:グレッグ・アイルズ
- 原作:グレッグ・アイルズ『24時間』
- 製作:ルイス・マンドーキ、ミミ・ポーク・ギトリン
- 製作総指揮:マーク・キャントン、ニール・キャントン、リック・ヘス、ハンノ・ヒュース、グレン・バラード
- 音楽:ジョン・オットマン
- 撮影 フレデリック・エルムズ、ピョートル・ソボチンスキー
- 編集:ジェリー・グリーンバーグ
《予告編》
※ 日本語吹替および字幕付き動画ではありません。
お気に入り映画の一つです。公開当時は、天才子役ダコタ・ファニングが注目されていたので、本作では脇役ながら彼女の最新作として紹介されていたようですね。作中で実際頑張るのは両親役のシャーリーズ・セロンとスチュアート・タウンゼントです。特にアビーの母カレンは体を張って誘拐犯と危険な駆け引きを繰り広げます。
誘拐犯ジョーとシェリルにもかつて我が子を愛する親であり、娘の死が犯罪者への引き金になってしまったという、犯人の視点で見ても納得できる部分はある悲しいドラマも隠されています。彼らも根っからの悪人ではなく、ジョーのいとこマーヴィンも優しいおじさんです。愛する娘を失った悲しみのあまり正気を失った犯行だったのです。
というわけで、
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
ぜひ「コール」を観てみてくださいね。
コメント欄にて、この映画の感想もお待ちしてます(^.^)/~~~
その他、作品のリクエストもコメントや問い合わせフォームから受け付けますよ。
ではまた!
0コメント