トム・クルーズとブラッド・ピット、そして幼きキルスティン・ダンストがヴァンパイア役で共演した魅惑的な映画!クリスチァン・スレーターやアントニオ・バンデラスなど豪華キャストが終結。1976年に出版されたアン・ライスの「夜明けのヴァンパイア」を原作として、作者本人の脚本で1994年に映画化されたのが本作です。
《基本情報》
- タイトル:インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
- 原題:Interview with the Vampire
- 製作:アメリカ/公開:1994年
- 上映時間:123分
- 製作会社:ゲフィン・ピクチャーズ
- 配給:ワーナー・ブラザース
《あらすじ》
カリフォルニア州サンフランシスコにある建物の一室で、野心的なライターの青年ダニエル・マロイはテープを回し、黒髪の青年紳士ルイのインタビューを始める。ルイは、ヴァンパイアで、200年というその驚くべき半生を語り始める。
18世紀末のアメリカ合衆国ニューオリンズ。最愛の妻と娘を同時に失い自暴自棄になっていたフランス移民で農場主のルイ。生き血を糧に永遠の時を生きるヴァンパイアのレスタトは、彼に魅力を感じ永遠を共に生きる伴侶として、ルイをヴァンパイアにする。
欲求に忠実で、ためらいもなく人を襲い続けるレスタト。対照的に人の良心を捨てきれないルイは、農場の小動物の血をすすって喉の渇きを凌いでいた。ある日、ルイは美しい少女クローディアに出会う。ペストの蔓延によって両親を失った哀れな彼女を、ルイは抱き寄せるルイが、喉の渇きに耐え切れず彼女の首に噛み付いてしまう。
クローディアもヴァンパイアとなり、人と吸血鬼の狭間で悩み続けるルイが世話役になる。子供特有の貪欲さを持ち、ほしいままに血を求めるその素質を気に入ったレスタトはクローディアの教師役となった。ルイは、次第に歯止めが効かなくなる彼女を心配しつつ、本能的に湧き上がる欲求との戦いながら未だ良心の呵責に苛まれ続けていた。
数十年後。クローディアの肉体は少女のままでありながら、その心は知性を持った大人の女に成長していた。大人の女性になれない女の憎しみの矛先はレスタトに向けられ、一線を越えた感情はルイをも巻き込んだ反逆計画へと変わっていく。
《キャスト》
- レスタト・デ・リオンコート(トム・クルーズ)…ヴァンパイア、ルイを伴侶に選ぶ
- ルイ・ド・ポワント・デュ・ラック(ブラッド・ピット)…レスタトによってヴァンパイアに
- ダニエル・マロイ(クリスチャン・スレーター)…インタビュアー、人間
- クローディア(キルスティン・ダンスト)…両親を亡くし、ルイによってヴァンパイアに
- アーマンド(アントニオ・バンデラス)…ヴァンパイア劇団を持つリーダー
- サンティアゴ(スティーヴン・レイ)
- イヴェット(タンディ・ニュートン)
- マドレーヌ(ドミツィアーナ・ジョルダーノ)
- セントクレア(ライラ・ヘイ・オーウェン)
▶ 原作者、掌返しでトムのレスタトに絶賛!
原作者であり脚本と担当したアン・ライスは、70年代に脚本を書いた際、ルイ役をアラン・ドロン、レスタト役をジュリアン・サンズにと考えていました。
しかし、製作に入ると、ジュリアンは当時まだ知名度がなかったため、代わりにトム・クルーズが決まります。ライスはこの配役に不満があったようですが、トムは見事にレスタト役をやり遂げ、十数キロ減量して挑んだ彼の演技に大満足しましたよ。
ライスは、後のインタビューで「彼が登場した瞬間から、トムは私にとってレスタトだった」「トムがレスタト役を成功させたことは、私には予知できなかったこと」と語っています。
▶ ヴァンパイアの半生を取材するインタビュアー
ブラピ扮するルイの話をインタビュアーが聴く流れで物語が進んでいきます。このインタビュアーの青年を演じたのがクリスチャン・スレーター。
当初はリバー・フェニックスの予定でしたが、死亡により変更になりました。クリスチャンは、本作の出演料を全てリバー・フェニックスが支援していたボランティア団体に寄付しましたよ。
《スタッフ》
- 監督:ニール・ジョーダン
- 脚本:アン・ライス
- 原作:アン・ライス『夜明けのヴァンパイア』1973年執筆、'76年出版
- 製作:スティーヴン・ウーリー、デヴィッド・ゲフィン
- 音楽:エリオット・ゴールデンサール
- 主題歌:ガンズ・アンド・ローゼズ「悪魔を憐れむ歌」
- 撮影:フィリップ・ルースロ
- 編集:ミック・オーズリー
《予告編》
※ 日本語字幕付きではありません。
(YouTube/orangebox)
《メイキング映像》
※ 動画自体は日本語字幕付ではありません。YouTubeにて自動翻訳機能をオンにし、日本語設定での視聴をおすすめします。
▶ 配信サービス
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《レビュー》
キャスト陣は豪華だし、ヴァンパイアものは好きなので、気に入っている映画の一つです。インタビュアーの青年のように、年を取らず魅力的なヴァンパイアに憧れるところもありますが、その半生を聴くとヴァンパイアほど終わりなく切ない人生はありません。
ヴァンパイアの世界にも掟があり、人間には計り知れない長い年月を生きる中で、トラブルに遭遇し、ときには争い、子供にしてヴァンパイアになった少女は大人になれない苦悩と戦います。
トム・クルーズとブラッド・ピットの美しいヴァンパイア姿に魅了されてしまいました。また、トムのレアな悪役振りも興味深く、映画ファンとしては興奮する配役です。また、強い人物を演じることも多いブラッド・ピットの繊細な役柄にも心を揺さぶられました。
「スパイダーマン」の初代ヒロインでお馴染みのキルスティン・ダンスト。当時12歳くらいだった彼女が、心は成熟した少女ヴァンパイアというとても難しい役柄を迫真の演技で見事に演じていましたね。ボストン映画批評家協会賞助演女優賞などの受賞も頷けます。
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というわけで、
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
ぜひ「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」を観てみてくださいね。
コメント欄にて、この映画の感想もお待ちしてます(^.^)/~~~
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ではまた!
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